留学開始後の当面の資金として日本円を米ドルに両替しておくことが多いと思います。
普通の海外旅行だと、「現金は現地ATMでキャッシング、買い物はすべてクレジットカード」というのがよく知られる得する方法ですが、実は違います!
今回は日本の資金をアメリカで使う方法とそのコストについて、どうすればコストが安くなるのか、情報をまとめました。
日本の資金をアメリカで使う方法 5つ
- 現金を米ドルに両替して持参
- 日本のクレジットカードをアメリカで利用
- 日本の銀行にある米ドルをアメリカのATMでおろす
- 日本の銀行にある米ドルをデビットカードで使う
- 日本から米ドルを海外送金
①現金を米ドルに両替して持参
①メリット
- その場で現金を入手できる
- ATMトラブルやカード決済トラブルなどの時は必須
- 残高を管理しやすいので無駄な買い物をしなくてすむ
②デメリット
- 盗難・紛失リスク
- $10,000以上をアメリカに持ち込む際には申告が必要
- 高い為替レート・手数料
②日本のクレジットカードをアメリカで使う
①メリット
- 資金移動の必要なく買い物ができる
- 盗難・紛失リスク少
- 煩雑な手続き必要なし
- ポイント還元
- 旅行保険が付帯
②デメリット
- 為替手数料2%程度が加算される
- クレジットカード払いに対応していない支払いはできない(家賃など)
- 盗難・紛失や有効期限切れに注意しなければならない
③日本の銀行にある米ドルをアメリカのATMでおろす
①メリット
- 現金が手にはいる
- 為替手数料が少なくてすむ
②デメリット
- ATM手数料がかかる
- ATMの引き出し限度額が低い
- 対応している銀行が少ない
④日本の銀行にある米ドルをデビットカードで使う
①メリット
- 為替手数料が少なくてすむ
- 盗難・紛失リスク少
②デメリット
- キャッシュバックルールが難解
- クレジットカード払いに対応していない支払いはできない(家賃など)
- 盗難・紛失や有効期限切れに注意しなければならない
⑤日本から米ドルを海外送金
①メリット
- 現金を安全にアメリカに送れる
- 高額を送るほど手数料は安くなる
- 小切手などアメリカの金融システムが使える
②デメリット
- 手数料が高い
- 着金手数料や中継銀行手数料がかかる場合がある
- 送金にいろいろな審査がある
- ネット銀行を除きアメリカから送金指示するのが困難
決済方法・資金移動方法別コスト比較
レートが公表されているものはそのレートを、公表されていないものは5/10時点の1ドル106.50円を基準レートにして計算しました。クレジットカードはポイント還元率を1%として、手数料から差し引いて計算しています。外貨送金に着金手数料(ほとんどの銀行で$15)は考慮していません。また中継銀行手数料も考慮していません。(新生銀行からUnion bank, HSBC, TD bankの3行に送金した経験がありますが、未だかつて中継銀行手数料を取られたことはありません。)
現金両替
クレジットカードでショッピング
外貨預金デビットカードで現金引き出し
外貨預金デビットカードでショッピング
外国送金
注1)TransferWiseは送金金額が大きくなると手数料部分が大きくなり、約$2,000で新生銀行が逆転します。
注2) 為替の適用レートにより結果は変わる可能性があります。
注3) 新生銀行の海外送金(新生Goレミット)は、海外送金申し込み当初は1回30万円相当までという上限が設けられています。口座開設後に変更を申請すれば上限を上げられます。(所定の審査があります。)
結果発表
①出国時に持っていく現金
マネーパートナーズの「空港受け取り」サービスが一番安いです。$2000まで受け取れます。
②日々のショッピング
住信SBIかソニー銀行の外貨デビットカードがオトクです。
③アメリカの銀行口座への送金
家賃の支払い、アメリカのクレジットカード支払いなど、アメリカの金融システムを利用する取引のために、まとまった金額を新生銀行からアメリカの銀行口座に送金しておきましょう。$2,000以下を送金するときはTransferWiseの方が安くなります。
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本ウェブサイトに掲載された情報に基づいてなされた判断を原因として発生したいかなるトラブル・損失・損害に対しても、筆者は責任を負いません。
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