いよいよ留学準備も大詰めです。留学の持ち物をそろえ始めましょう。
この記事では、このような疑問にお答えします!
持ち物リストに入れるといいもの
電化製品
アメリカと日本は電圧や周波数が似ています。
アメリカ 120V, 60hz
日本 100V, 50-60hz
コンセントの形も似ているので、ほとんどの電化製品はそのままアメリカで使えます。(除く電力消費量が多い電化製品)
①携帯電話
充電器はアメリカでそのまま使えます。
スマホ本体はアメリカの電波に合ったものでないと使えません。アメリカで使える携帯電話の話、前編と後編で書いたような、アメリカで使えるスマホを持っていきましょう。KDDI子会社のH2Oモバイルがオススメです。auであればSIMロック解除なしに使えます。他社スマホの場合は、SIMロックを解除しておいてください。AT&Tのバンド「2,4,5,12,14,17」のいくつかに対応していれば通信可能です。
使い方を説明します。日本の空港でSIMを入れ替えます。SIMスロットを開けるピンを忘れずに。アメリカの空港でも可能ですが、到着ロビーにはWi-Fiスポットがない、あるいは有料のことがあるので、日本であらかじめ設定しておくことを強くおススメします。(アメリカでうまく作動せず困った経験あり。)
Wi-Fiにつなぎ、APN設定をダウンロードします。これはデータ通信をするために必要な設定です。
■iPhoneの場合
1.http://boltconfig.comにアクセス。
2.右上のインストールをタップ。
3.再起動。
古いプロファイルは削除してください。
■Androidの場合
1.設定→その他→モバイルネットワーク→アクセスポイント名→メニュー→新しいAPN
2.名前に『H2O』APNに『PRODATA』と入力。
3.保存して戻る。
4.『H2O』をタップ。
5.再起動。
ソフトバンクのアメリカ放題であれば、事前に特別な設定をする必要ありません。アメリカのどこかのネットワークのバンドが拾うことができれば通信・通話可能です。
②パソコン
多くの製品はそのまま使えます。ACアダプターに対応電圧等の記載があるので、アメリカに対応しているか確認しておきましょう。
なお!アメリカのPCは日本と比べて極めて安いので、アメリカで購入するのも考えてください。アメリカと日本ではキーボードの配列が違うので要注意ですが!
③炊飯器
アメリカにも炊飯器は売ってますが、例えば圧力IH式など、日本で人気のある商品は日本よりも高くなっています。1,2万円高いと思います。
お気に入りの商品があれば持っていくことも可能かもしれません。私は三菱の蒸気レスIH炊飯器を持っていきました!
アメリカの電圧でも問題なくおいしいお米が炊けます。アメリカで3年使っていますが、不具合ありません。(分かりやすいように床に直置き・・・写真用ですよ!)
ちなみにこの炊飯器、蒸気も出ないので、上に何かがあっても、蒸気で痛むことはありません。例えば下の商品のようなキッチンカウンターを使えば、棚の中で炊いておいて、ご飯をよそう時だけ引き出して使えるので、キッチンがスタイリッシュにまとまります!
他の炊飯器がアメリカで使えるかどうかは分かりません(ゴメンナサイ…)。
④ドライヤー
ドライヤーは消費電力が非常に大きいので、日米の電圧差で壊れることが予想されます。どうしても日本のドライヤーが使いたければ、海外にも対応したものか、高電流に対応した変圧器を持参してください。
⑤ホットプレート
個人的にこれはMUSTアイテムだと思います。
これは私の「困った体験談」ですが、アパートの下の階でのガス管工事のトラブルにより、何と3か月!もの間、ガスが止められたことがあります。当然、お湯が出ない、お風呂に入れない、キッチンで料理ができないなど、大変でしたよ、ホント…(何とかやりくりしてくれた妻には感謝です。)
この時、役に立ったのが、BRUNOコンパクトホットプレートセットです。
通常のホットプレートに加え、鍋やタコ焼きプレートが付いているので、焼き物、煮物、鍋物など、多くの料理がこれ一台です!
アメリカの電圧でも壊れることなかったです。大きさもコンパクトなので、アメリカ長期滞在の際の必須アイテムです!
キッチン用品
以下に挙げる商品は、現地で(特にNYで)も買うことは可能ですが、値段やクオリティの観点から、できれば日本から持って行ったほうがいいと思われるものです。(日本の100均は神ってます!)
①皮むき器
②菜箸
③サランラップ
④日本の調味料
これらの商品は持って行けなくても、チャイナタウンに行けば、多くののものは手に入りますが・・・いかんせん質が悪い(ことが多い)。
寝具
家具付きの物件であれば、すでに備え付けられていると思いますが、家具付きでなければ、どうするか迷うところです。
あなたには、こだわりの寝具はありますか?
アメリカに来て、新しい部屋に入っても、寝具探しから始めなくてはならないのはつらいもの。そんなあなたには、超圧縮マットレスをお勧めします。飛行機にも預けられる大きさです。
私は西川のマットレスを床に敷いて寝ています。西川のエアーシリーズは通気性もよく、クッション性にも優れるので、評価が高いです。私は試したことはないですが、アイリスプラザも高圧縮マットレスを販売しています。
大型のものを持っていく場合は、飛行機の受託手荷物制限に気を付ける必要があります。この記事の最後に説明します。
日用品
①紙製品
アメリカは紙製品のクオリティーが良くないです。また、多くの紙製品は高いです。その中でも私が日本から持っていくべきだと強くおススメするのは、
1. ティッシュペーパー
2. 紙おむつ
3. 生理用品
これらは荷物の緩衝材にもなるので、隙間があれば詰め込みましょう。
②コンタクトレンズ・眼鏡
日本では簡単に買えるコンタクトレンズも、アメリカでは必ず眼科医の診察と処方箋がいるそうです。眼鏡もそう。コンタクトと眼鏡を使っているアメリカ留学中の友人が言うには、
③延長コード
アメリカには中途半端な長さの延長コードが多いので、持っていくといいでしょう。コンセントの形の違いには要注意。
④マスク
今(COVID-19)でこそ違いますが、アメリカでは日常的にマスクをする習慣がありません。
ようやくマスクに慣れてきたが、眼鏡に比べると苦しいものだな・・・
アメリカでも花粉症はあります。また、NYは乾燥しているので、マスクがあると寝ているときの気道乾燥を防げます。マスクの機能は日本で売られているもののほうが優れますので、持っていくといいでしょう。
⑤ガムテープ(布の方)、養生テープ
紙テープはアメリカでも売っていますが、糸の入って強力な布テープはあまり見かけません。養生テープも。
⑥突っ張り棒、ハンガー、洗濯物ピンチハンガー
アメリカには洗濯物を干すという習慣がないので、重宝します。
⑦コロコロ
無印で買えますが高いので、持って行って損はありません。
⑧はさみ
アメリカのものはあまり切れません。
⑨爪切り・耳かき・綿棒
これもアメリカにはいい商品がないので、持参することをおススメします。
海外への荷物の持って行き方
海外に荷物を送る
留学出発前に、海外に荷物を送っておくことができます。
海外に荷物を送る方法は2つあります。郵便局やヤマトの海外発送を利用するか、海外引越を利用するかです。
①海外発送
個人の発送では郵便局かヤマトがいいと思います。Fedexは高いです。下のグラフは、郵便局のEMS(スピード航空便)とSAL(格安航空便)、ヤマトの航空便を比較しています。船便は一番安いですが何か月もかかるので除外しています。スピードはEMSが約3日、SALが2週間程度、ヤマトが4-6日です。
15kgまではヤマトが安いですが、16kgからはSALが安くなります。注目ポイントはヤマトは20kgを一つ送るより、10kgを2つ送る方が安いことです。コストとスピードのバランスでいくとヤマトが優れています。ただ、ヤマトは食品の入った荷物は絶対に取り扱ってくれません。
②海外引越
個人の引っ越しだとヤマトか日本通運が便利だと思います。私はヤマトの海外引越単身プラン(ミニマムパック)を選びました。船便なので、発送して2,3か月しないと届かないことを覚悟して送ってください。
ミニマムパックにして、その代わりにJALに最大限荷物を積んでいったので、家族には迷惑をかけてしまいましたが・・・
自分で持っていく
荷物を発送しなくても、ある程度は自分で持って行くことができます。ただし、どれくらいの荷物であれば飛行機に預けられるのか知っておく必要があります。
下では、各航空会社にエコノミークラスで登場した場合に、どれくらいの大きさの荷物を、何個まで無料で預かってくれるかを表にしています。
航空会社 | サイズ | 重量 | 個数 |
---|---|---|---|
JL | 203cm | 23kg | 2 |
NH | 158cm | 23kg | 2 |
AA | 158cm | 23kg | 2 |
UA | 157cm | 23kg | 2 |
DL | 157cm | 23kg | 2 |
注)エコノミークラス、ステータスなしの無料受託手荷物
注)JL: 日本航空 NH: 全日空 AA: アメリカン航空 UA: ユナイテッド航空 DL: デルタ航空
こう見ると明らかにJALが有利ですね。
50cm違うとかなり違いますよ!私は折りたたみ自転車と布団を3辺合計203cmの箱に入れて持ってきました。
受託手荷物のことまで考えると、留学にはやっぱり「JAL」ですね!
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